ahamo・povo 2.0・LINEMOがAmazonに登場!

ahamo・povo・LINEMOで最新iPhoneをおトクに購入する方法と料金プラン・サービスを徹底比較

モバイル通信

大手キャリア3社のオンライン専用新料金プランが出揃い、2021年3月からサービス提供を開始しましたが、ここに来て、従来プランと比較して、サービス面でいくつかの制約が発表され、注意喚起されています。

あらためて、各オンライン専用の新料金プラン、サービスの特徴、メリット・デメリットを比較し、合わせて移行またはMNPする際に、新型iPhoneなどのキャリア取扱端末をおトクに購入する方法を徹底解説して行きます。

キャリア名新料金プラン名提供開始日
NTTドコモahamo(アハモ)2021年3月26日(金)
KDDIpovo(ポヴォ)2021年3月23日(火)
ソフトバンクLINEMO(ラインモ)2021年3月17日(水)

さらに、昨年キャリア(MVO)に仲間入りした楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」とKDDI・ソフトバンクのサブブランドであるUQモバイル・ワイモバイルの新料金プランとも比較します。

キャリア・ブランド新料金プラン名提供開始日
楽天モバイルRakuten UN-LIMIT Ⅵ2021年4月1日(木)
UQモバイルくりこしプラン2021年2月1日(月)
ワイモバイルシンプル2021年2月18日(木)

総務省のアクションプランを受け、これまでの各キャリアの新料金プラン・オンライン専用プランの発表から通信料金の値下げまでの経緯・詳細は、この記事を参照にしてください。

大手キャリアの新料金プラン改定までの経緯とまとめ
総務省のアクションプランの内容とNTTドコモ(docomo/ahamoアハモ)KDDI(au/povoポヴォ/UQモバイル)ソフトバンク(SoftBank/LINMOラインモ/ワイモバイル)楽天モバイルの新料金プラン改定までの経緯をまとめています。

この記事内の月額料金・金額等は、税抜価格となります。

ahamo・povo・LINEMOの新料金プラン比較

月額料金(通信料・通話料)

月額料金を比較すると、povoとLINEMOがahamoより月額220円安くなりますが、ahamoには、5分通話かけ放題が付いているので、povoとLINEMOに、5分通話かけ放題オプション(500円/月)をプラスして比較すると、月額2,980円となり、ahamoの方が月額280円安くなります。

ただ、LINEMOは、1年間(契約月~13ヵ月)だけですが、5分通話かけ放題オプション(月額500円)が無料となる「通話オプション割引キャンペーン」を実施しています。

通話をよく利用される方は、ahamoの方がお得で、通話を利用しない方は、povo・LINEMOの方がお得ですかね。
さらに、通話はLINEのみでという方は、LINEギガフリーのLINEMOがおすすめですね。

また、ahamoは、2021年3月1日に月額2,980円から2,700円(税込2,970円)に値下げを発表しましたが、これは、4月1日からの消費税の税込表示に合わせて、税込みで3,000円を切る料金設定にしたことによります。

プラン名  ドコモ     KDDI   ソフトバンク
ahamopovoLINEMO
月額料金2,700円2,480円2,480円
データ容量20GB/月20GB/月20GB/月
LINEデータ容量ノーカウント
超過時通信速度 最大1Mbps最大1Mbps最大1Mbps
ネットワーク4G/5G4G/5G4G/5G
通話料20円/30秒20円/30秒20円/30秒
5分通話無料オプション
無料500円/月500円/月*
かけ放題無料オプション +1,000円/月+1,500円/月+1,500円/月
家族間通話docomoahamo
への通話のみ無料
有料有料

* LINEMOは1年間無料となる「通話オプション割引キャンペーン」実施中。

データ容量

毎月のデータ容量は、各社同じの20GBですが、LINEMOのみLINEアプリ利用時の通信量がノーカウント(ギガフリー)となり、LINEをよく利用するユーザーとっては選択肢の一つになります。
また、20GB超過後の通信速度はこれも各社同じで最大1Mbpsとなります。

プラン名ドコモKDDIソフトバンク
ahamopovoLINEMO
データ容量20GB/月20GB/月20GB/月
LINEデータ容量ノーカウント
超過時通信速度 最大1Mbps最大1Mbps最大1Mbps

そのLINEギガフリーの対象・対象外となる機能は、以下の通りです。

LINE機能名(LINEMO)対象
Face Play
各タブトップの表示
音声通話・ビデオ通話の利用
トークの利用
(テキスト・音声メッセージ・スタンプ
画像・動画
・その他ファイル等送受信)
トークでの位置情報の共有×
トークでのShoppin’トークの利用×
トークでのジフマガの利用×
トークのみんなで見る機能による
画面シェア
トークのみんなで見る機能による
YouTube閲覧
×
Liveの利用×
各トークにおける設定・アルバム・
ノートなどの表示・編集
タイムラインの表示・投稿・シェア
ディスカバー(写真・動画)の表示
ニュース記事詳細の閲覧×
ウォレットタブのLINE Payの利用
ウォレットタブのLINE家計簿の利用
設定および各項目の表示・編集
友だち追加画面の表示・各項目の
操作・友だちの追加
プロフィールの表示・編集・投稿
検索の利用
OpenChatの利用×
スタンプショップの利用×
着せかえショップの利用×
LINEファミリーサービスの利用
(LINEマンガ・LINEゲーム
LINE MUSIC・ポイントクラブ等)
×
LINE Liteの利用×
海外のアプリストアでダウンロード
したLINEの利用
×
他社サイトへの接続
(URLなどをクリック)
×
他社アプリへの遷移×

ahamo・povo・LINEMOの契約条件

キャリアプランからオンライン専用プランへの移行

キャリアプランからの移行は、キャリアプランが高価であることを考えると、ahamoが一番良心的で、次いで、日割り計算のpovo、一番負担が大きいのは、MNP扱いとなるLINEMOになります。

サブブランドのワイモバイル・UQモバイルがキャリアへ移行する場合は、移行月の課金は、MNP扱いとなることを考えると、ahamo・povoは、MNP扱いではなく、キャリア内でのプラン変更として位置づけていると言えます。

ahamo

docomo契約からahamo契約へのプラン変更は、他社からのMNPとは違い、docomoプランの1月分の請求はなく、変更月のどこで変更しても、ahamoプランの月額2,700円のみの請求となります。

ただし、ahamoは、ドコモのギガプラン間のプラン変更は、同月内・月跨ぎを問わず、1回線につき累計3回目以降のプラン変更は二重課金となります。

docomo Online Shop

ahamo

povo

au契約からpovo契約へのプラン変更は、他社からのMNPとは違い、docomoプランとpovoプランとともに、変更日での日割り計算となります。

au Online Shop

povo

LINEMO

SoftBank契約からLINEMO契約へのプラン変更は、他社からのMNPと同じで、SoftBankプランは、1月分の月額料金が請求され、LINEMOプランは、変更日での日割り計算分が請求されることになります。

SoftBank オンラインショップ

LINEMO

その他契約条件

その他の契約条件は、以下の通りで、一部補足します。

契約者条件

契約年齢は、ahamo・povoは20歳以上の個人、LINEMOは、18歳以上の個人としていますが、規定年齢未満でも利用可能です。
具体的には、保護者が契約者となり、子供を利用者として契約することで、基本的には年齢問わず利用することができます。

継続利用期間引続き

継続利用期間の引続きは、ドコモのみですが、料金に係るdポイントなどの割引特典はなく、あくまでも、ポイントクラブのステージが継続されるのみです。

将来docomoのギガプランに移行した場合は、そのステージに応じたポイント還元が適用されます。

端末購入プログラム

端末購入プログラムは、キャリアで端末購入時の補助プログラムで、これは毎月分割払いで一定期間の支払いを行い、次の買い替え時に、端末を返却する条件などで、残金を免除する仕組みです。

キャリアで当該プログラムを利用して購入した端末は、各々のオンライン専用プランに移行しても、残債の一括返済や端末返却は必要なく、継続して利用できます。

各キャリアの端末購入プログラムの詳細は、この記事を参考にしてください。

新型iPhoneをお得に購入する「端末購入プログラム」を徹底比較・検証
新発売されるiPhoneがお得に購入できる、ドコモのスマホおかえしプログラム、auのかえトクプログラム、ソフトバンクのトクするサポート+の各端末購入プログラムの概要・適用条件とそのメリット・デメリットを徹底比較・検証します。iPhone12購入可。

まとめ

内容ドコモ KDDIソフトバンク
ahamopovoLINEMO
キャリアからのプラン変更
(変更月課金)
ahamo
月額料金のみ課金
au・povo各々
月額料金日割計算
MNPと同じ
取扱い
契約者条件20歳以上の個人20歳以上の個人18歳以上の個人
継続利用期間引継ぎ引き継がれる引き継がれない引き継がれない
端末購入プログラム移行引き継がれる引き継がれる引き継がれる
eKYC(Online本人確認)
対応対応対応 
定期契約なしなしなし
支払方法クレジットカードクレジットカードクレジットカード

ahamo・povo・LINEMOの取扱機種

ahamo・povo・LINEMOでの取扱端末は、ahamoの3機種のみで、現時点では、新規契約時や機種変更時に購入できる端末は、下記以外はありません。

内容ドコモKDDIソフトバンク
ahamopovoLINEMO
取扱端末iPhone 11
Galaxy S20 5G

Xperia 1 II SO-51A
なしなし

ワイモバイルでは、既にiPhone 12とiPhone 12 miniを発売開始していますが、オンライン専用プランで取り扱いがないのは、残念なところです。

ahamoの取扱3機種の価格(税込)は、以下の通りです。

機種名項目新規/MNP機種変更
iPhone 11
(64GB)
販売価格49,390円62,590円
分割支払金
(現金販売価格/支払総額)
1,371円1,738円
iPhone 11
(128GB)

販売価格54,890円68,090円
分割支払金
(現金販売価格/支払総額)
1,524円1,891円
iPhone 11
(256GB)

販売価格66,990円80,190円
分割支払金
(現金販売価格/支払総額)
1,860円2,227円
Galaxy S20 5G
SC-51A

販売価格62,700円70,400円
分割支払金
(現金販売価格/支払総額)
1,741円1,955円
Xperia 1 II
SO-51A

販売価格71,500円79,200円
分割支払金
(現金販売価格/支払総額)
1,986円2,200円

ahamo・povo・LINEMOでキャリア端末を購入する

ahamoが取り扱う3機種の購入以外で、ahamo・povo・LINEMOに移行する場合は、現在使用している端末(対応端末か確認要)をそのまま利用するか、予めApple Storeや家電量販店などでSIMフリー端末を用意するしかない、と思っていませんか!

実は、おトクに購入できる方法がもう一つあります。

それは、キャリアのオンラインショップで、一旦キャリアの料金プランに契約の上、新端末をセット購入して、オンライン専用の料金プランにプラン変更(移行)する方法です。

他社からのMNPの場合

他社からのMNPの場合、転入先キャリアのオンラインショップで、一旦キャリアプランに乗り換え、新端末を購入して、ahamo・povo・LINEMO各々にプラン変更することで、キャリアの最新端末をおトクに購入することができます。

各キャリアともに、2021年4月1日よりMNP転出手数料は無料化されるので、他社からMNPされる方は、それ以降がよいです。(ブランド間の移行手数料はすべて無料です。)

以下、各々のオンライン専用プランにMNPする場合のキャリア別新端末の購入方法を解説します。

ahamo

他社から「ahamo」にMNPする場合、docomoの「5Gギガライト」または「ギガライト」(月額3,150円(~1GB以内))に、一旦MNPで契約し、iPhone12をセット購入することで「5G WELCOME割」(22,000円)の適用を受けて、さらに「スマホおかえしプログラム」(端末購入プログラム)で、iPhone 12をおトクに購入することができます。

その後、docomoの「5Gギガライト」または「ギガライト」から、ahamoにプラン変更することで、iPhone 12をahamoの料金プランで、おトクに利用することができます。

気になるのが、docomo契約からahamo契約にプラン変更した際に、他社からのMNPと同じく、二重課金(docomo回線は1月分・ahamo回線は日割計算で請求)されないか、という点ですが、前章の「ahamo・povo・LINEMOの契約条件」で解説した通り、同月内で変更すれば、変更月は、ahamoの月額料金(日割計算なし)のみで、docomoの「5Gギガライト」または「ギガライト」は課金されません。

すなわち、他社からドコモにMNPしても、同月内にahamoにプラン変更すれば、変更月は、ahamoの月額料金2,700円のみで、ドコモの取扱機種をおトクに購入することができます。

docomo取扱機種の購入について

ahamo

povo

他社から「povo」にMNPする場合、auの「ピタットプラン 5G」または「ピタットプラン 4G LTE」(月額3,150円(~1GB以内))に、一旦MNPで契約し、iPhone12をセット購入することで「5Gスマホおトク割」(22,000円)の適用を受けて、さらに「かえトクプログラム」(端末購入プログラム)で、iPhone 12をおトクに購入することができます。

その後、auの「ピタットプラン 5G」または「ピタットプラン 4G LTE」から、povoにプラン変更することで、iPhone 12をpovoの料金プランで、おトクに利用することができます。

ただし、povoへのプラン変更(移行)の場合は、ahamoと違って、auプランとpovoプランともに、変更日での日割り計算となりますので、auで最安月額料金3,150円の「ピタットプラン 5G」または「ピタットプラン 4G LTE」であれば、ahamoとそれほど大差なく、auの取扱機種をおトクに購入することができます。

au Online Shop

povo

LINEMO

SoftBankのWeb割は、最安プランの「ミニフィットプラン+」(月額3,150円(~1GB以内))は対象外で、「メリハリ無制限」となるのが難点です。

他社から「LINEMO」にMNPする場合、SoftBankの「メリハリ無制限」(月額5,080円(3GB以下))に、一旦MNPで契約し、iPhone12をセット購入することで「Web割」(21,600円)の適用を受けて、さらに「メリハリ無制限」(端末購入プログラム)で、iPhone 12を購入することができます。

その後、SoftBankの「メリハリ無制限」から、LINEMOにプラン変更することで、iPhone 12をLINEMOの料金プランで、利用することができます。

さらに、LINEMOへのプラン変更(移行)の場合は、ahamoやpovoと違って、SoftBank契約からLINEMO契約の変更は、MNP扱いとなるため、SoftBankプランは、1月分の月額料金が請求され、LINEMOプランは、変更日での日割り計算分が請求されることになります。

ただ、変更日を月末に合わせることで、LINEMOプランの日割り計算分を抑え、二重課金の負担を軽減することができますが、ahamo・povoと比べると、2~3千円ほど高く購入することになります。

ソフトバンクのみSoftBankで購入した端末は、LINEMOではそのまま使えず、SIMロック解除する必要はありますので、ご注意ください。

SoftBank オンラインショップ

LINEMO

キャリアでのiPhone 12の購入については、この記事を参考にしてください。

iPhone 12を一番お得に購入する方法・端末価格徹底比較
5G対応のiPhone12をApple Storeやドコモ・au・ソフトバンクのどこで購入すれば一番お得なのか、機種変更・乗り換えMNP別に、各キャリアの端末購入プログラムや端末割引キャンペーンを適用した価格を徹底比較して、自分に合ったiPhone12の購入方法を解説します。

機種変更する場合

現時点では、ahamo・povo・LINEMOのブランド内の取扱機種に機種変更できませんが、キャリアで購入して、機種変更することができます。

MNPする場合と同様に、一旦キャリア契約(最安プラン)に移行して(戻して)、端末を購入することになります。

面倒ですが、キャリアの機種変更の割引適用を受けることもでき、おトクになる場合があります。(おトクになるかは、購入端末によるので、事前に確認してください。)

ahamoの場合ですと、一旦docomoの「5Gギガライト」にプラン変更の上、新端末購入後に、再度ahamoへプラン変更することで、ahamo契約で機種変更することができます。

ahamoでは、2021年6月予定で、ahamo取扱端末の機種変更は、ahamo契約のままで変更できるようになります。

一方、povo・LINEMOは、現時点では、ahamoのように、povo・LINEMO取扱端末も未定で、機種変更できるかも未定の状況です。

ahamo・povo・LINEMOの対応機種

現時点での対応機種となります。

対応機種が最も多いのはpovoで、Androidの対応機種が168機種に対応しています。LINEMOは、Android端末は、11機種のみとなっています。

契約の際は、対応機種は、各ホームページで事前に確認してください。

内容ドコモKDDIソフトバンク
ahamopovoLINEMO
対応機種iPhone 21機種
Android 72機種
iPhone 21機種
Android 168機種
iPhone 19機種
Android 11機種

ahamo・povo・LINEMOのその他機能・サービス比較

通信速度・通信エリア(国内)、月額料金、データ容量(月20GB)、通話料、5G対応、超過時通信速度(最大1Mbps)などほぼ大差はありませんが、その他の機能・サービスの一部に、各社特徴・有利性がありますので、それらがオンライン専用プランの選択肢となると思います。

ahamoは国際ローミングの追加料金なし

海外旅行などで、海外で利用する機会が多い方には「ahamo」が20GBの範囲内で、海外82の国々・地域で追加料金なしで利用できるので、おすすめです。

ahamo

20GBの範囲内で、データローミングをオンにすることで、海外82の国々・地域でも追加料金なしで利用できます。

ただし、ahamoは、毎月15日を超えて海外で利用する場合は、通信速度が制限(最大128Mbps)されますので、海外旅行など短期滞在は問題ありませんが、長期滞在で利用する場合は制限を受けることになります。

LINEMO

LINEMOのサイトには「ローミングオプションが無料」とありますが、オプション申込が無料という意味で、海外で利用する際は、追加料金がかかりますので、ご注意ください。

1日最大2,980円の「海外パケットし放題」に申し込むことで対応できます。

また、新規契約(MNP、ソフトバンク・ワイモバイルからの移行除く)より4ヶ月目の末日までは利用できません。

povo

povoは、海外ローミングに対応する予定ですが、ahamo同様に追加料金なしで利用できるかは、現在検討中とのことです。

キャリアメールは利用できない

ahamo・povo・LINEMOともに、キャリアメールは非対応ので、ゲームアカウントなどの認証コードの受信先に設定している場合は、事前にWebメールに変更するようにしてください。

データ追加はpovoのトッピングがお得

ahamo・povo・LINEMOともに、データ量の追加チャージ料は、1GBあたり500円です。

ただし、povo「200円で24時間データ使い放題」のトッピングが用意されています。

トッピングとは、いわゆるオプションのことで、povoだけの専用アプリから簡単に申し込むことができます。

出張や外出先のオンライン会議などで、PCを利用する際に、デザリングが無制限で、1日200円で利用できるのは、大変助かります。外出先でよく利用される方は、povoが選択肢の一つになります。

Apple Watch単体通信非対応(au番号移行のみ対応可)

Apple Watch(セルラーモデル)は、iPhoneと電話番号を共有するサービスを契約することで、Apple Watch単体での通話や通信ができるようになります。

ドコモは「ワンナンバーサービス」、KDDIは「ナンバーシェア」、ソフトバンクは「Apple Watchモバイル通信サービス」ですが、この各社メインブランドのサービスは、オンライン専用プランでは、利用できません。

現在、Apple Watch(セルラーモデル)だけで利用している方がオンライン専用プランに移行する場合は、このサービスを解約し、iPhoneとBluetooth接続して、利用するしかない状況です。

ただし、povoなら、auの「ウォッチナンバー」を利用してい場合のみ、povoに移行することで利用できます。

povo

ウォッチナンバーとは「ピタットプラン 4G LTE」をベースに、Apple Watchに専用の電話番号を割り振るサービスで、セルラーモデルのApple Watchなら、単体での通信・通話が可能になります。

au以外でApple Watch(セルラーモデル)だけを利用している方は、auのウォッチナンバー(ピタットプラン 4G LTE)に一旦MNP(乗り換え)したうえで、povoに移行(手数料無料)することで利用することができます。

ただし、povoを契約後に「ウォッチナンバー」に新規申し込みすることはできません。

ahamo・povo

ahamo・povo契約では、Apple Watch(セルラーモデル)単体での通話・通信は利用できません。

ahamoはキャリア決済が利用できない

ドコモは「spモード コンテンツ決済サービス」、auは「auかんたん決済」、ソフトバンクは「ソフトバンクまとめて支払い」として、毎月の月額料金と一緒にコンテンツなどの利用料金を支払うことのできるサービスを提供しています。

ahamo

docomoより移行した場合、契約変更となるため、キャリア決済で加入しているコンテンツ等の継続課金登録はすべて解約されます。

キャリア決済で、公式ファンクラブなどの会費を決済されている方は、自動退会となり、ポイントなども消滅する場合がありますので、事前に事務局等にご確認ください。
いずれにしても、会員継続される場合が、クレジットカードやコンビニ払いなどの決済方法に変更する必要があります。

povo・LINEMO

povoは「auかんたん決済」を引き続き利用可能です。

LINEMOは、2021年4月中旬からキャリア決済が提供開始となるため、キャリア決済を継続利用する場合は、4月中旬の提供開始以降に移行申込した方がよさそうです。

問い合わせ・故障対応はオンライン・チャット対応

オンライン専用プランでは、店頭や電話での問い合わせ、相談は、受け付けないので、オンラインでのチャット対応となります。

現在キャリアやサブブランドのプランをオンラインで手続きした方でも、オンラインで解決できない問題が生じた時には、各社のサポート窓口に電話をかけた経験があるかと思いますが、それが一切できなくなります。

まとめ(その他機能・サービス比較)

内容ドコモKDDIソフトバンク
ahamopovoLINEMO
5G通信対応今夏対応予定対応
SMS(※1) 1通3円(70文字)1通3円(70文字)1通3円(70文字) 
+メッセージ利用可利用可利用不可
国際ローミング0円(追加料金なし)未定最大2,980円/日
テザリング0円(追加料金なし)0円(追加料金なし)0円(追加料金なし)
キャリアメール非対応なしなし
eSIM未定対応対応
家族割なし(カウント可)なし(※2)未定
データ追加 500円/1GB  500円/1GB
500円/1GB 
データ使い放題なし200円/24時間なし
Apple Watch単体通信不可不可不可
キャリア決済不可4月中旬利用可
留守番電話不可不可不可
転送電話不可不可
申込・問い合わせ窓口Web/専用アプリWebWeb/LINE
端末故障対応Web/専用アプリWebWeb/LINE

※1 送信文字数に応じて1回あたり3~30円。全角70文字は3円。
以降全角67文字ごとに3円ずつ加算、最大全角670文字30円。
※2 2021年夏までに契約すると早期申込特典でカウントのみ対応(割引特典は対象外)

ahamo・povo・LINEMOの手数料

ahamo・povo・LINEMOともに、すべての手数料は無料で、違約金等はありません。

内容ドコモKDDIソフトバンク
ahamopovoLINEMO
契約事務手数料無料無料無料
機種変更手数料
無料無料無料
ブランド間移行手数料無料
(docomo間)
無料
(au/UQ間)
無料
(SoftBank/Y!間)
MNP転出手数料無料無料無料
契約解除料無料無料無料

楽天モバイルの料金プランとの比較

楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT Ⅵ)と各オンライン専用プラン(5分無料通話込)の月額料金とを比較した場合は、720円~1,000円差があり、20GB以下の利用では、利用状況により、最大0円になることもあり、明らかに楽天モバイルの料金プランが割安となっています。

また、各オンライン専用プランでは、キャリアメールの提供はないですが、楽天モバイルは、今夏には、キャリアメールの提供を予定しています。

楽天モバイルの料金プランはワンプランで最強かと思います。

ただ、楽天モバイルで一番不安な点は、高速通信が安定して利用できることと取扱機種にiPhoneがないことですが、2021年夏までには、人口カバー率は96%以上に拡大する予定で、ほぼ問題なく高速通信が利用できるようになります。

そうは言っても、通信環境については、他社キャリアと比較すると、見劣りする部分はまだ拭えませんし、iPhoneの取扱いは未定です。
今後の改善に取扱いに期待するところです。

プラン名楽天モバイルドコモauソフトバンク
UN-LIMIT Ⅵahamo povoLINEMO
月額料金 
20GB超~無制限2,980円+500円/1GB+500円/1GB*+500円/1GB
20GB1,980円2,700円2,480円2,980円
3GB超~20GB以下1,980円2,700円2,480円2,980円
1GB超〜3GB以下980円2,700円2,480円2,980円
1GB以下0円2,700円2,480円2,980円
LINEデータ容量ノーカウント
超過時通信速度最大1Mbps*最大1Mbps 最大1Mbps最大1Mbps
ネットワーク4G / 5G4G / 5G4G / 5G4G / 5G
通話料20円/30秒*20円/30秒20円/30秒20円/30秒
Rakuten Link無料
5分通話無料OP
 無料500円/月 無料
かけ放題無料OP +1,000円/月 +1,500円/月+1,000円/月

*auの追加データは、200円/24hで無制限のトッピングも利用可。
*楽天モバイルのパートナー回線の接続時は、データ容量5GBまで利用可でそれ以降は1Mbps制限されます。

楽天モバイル公式サイト

UQモバイル・ワイモバイルの料金プランとの比較

ここでは、UQモバイル・ワイモバイルと同キャリアのpovo・LINEMOを比較して行きます。

UQモバイルとpovoの比較

「povo」と「くりこしプラン」の違いは、「くりこしプランM」では、月額料金2,480円で同一、データ容量は15GBで、povoの方が5GB多くなっています。

「くりこしプランL」では、月額料金3,480円で、自宅セット割適用なしの場合、povoより1,000円高く、データ容量は25GBで、5GB多くなっています。
また、自宅セット割適用ありの場合、povoよりたった220円高いだけで、データ容量は25GBまで使えます。

「くりこしプランM」は、自宅セット割適用なしの場合、povoと同一料金でにもかかわらず、5GB少なく、自宅セット割適用ありの場合、povoより580円や安く、データ容量は15GBですが「くりこしプランM・L」ともに余ったデータ量は翌月まで繰り越すことができるところでカバーでき、povoとの差別化を図っているところです。

その他、povoとUQモバイルの差は、通話オプションが5分無料か10分無料の違いや、auと同様に、UQモバイルは、店舗・ショップのサポートを受けることができ、そのサービス差がコストにも出ています。

UQモバイル
プラン名くりこし
プランS
くりこし
プランM
くりこし
プランL
povo
月額料金1,480円2,480円3,480円2,480円
-自宅セット割-580円
-780円適用なし
割引後月額料金900円1,900円2,700円2,480円
データ通信容量3GB/月15GB/月25GB/月20GB/月
超過時通信速度最大300kbps最大1Mbps
通話料20円/30秒
通話(60分無料/月)+500円
通話(5分無料/回)+500円
通話(10分無料/回)+700円
通話(かけ放題)+1,700円
+1,500円

UQモバイルオンラインショップ

ワイモバイルとLINEMOの比較

シンプルL(25GB/月)とLINEMO(20GB/月)を比較すると、シンプルLの方が、家族割等を適用した場合、僅かに220円高くなり、適用しない場合は、1,500円高くなります。
データ容量は、シンプルLは5GB/月多くなっています。

シンプルM(15GB/月)と比較すると、シンプルMの方が、家族割等を適用した場合、580円安くなり、適用しない場合は、500円高くなります。
データ容量は、シンプルMは5GB/月少なくなっています。

LINEMOの提供開始に伴い、結果的に「シンプルM/L」は、微妙な料金となっています。

ソフトバンクによると、この料金改定は、データ容量の差と店舗・ショップでのサポートも受けれるコスト差によるものと説明していますが、家族割やおうち割光セットを適用できるユーザーにとっては、ワイモバイルの「シンプル」の方がお得と言えます。

その他、通話オプションが10分無料か5分無料の違いがあります。

ワイモバイル
プラン名シンプルSシンプルMシンプルLLINEMO
月額料金1,980円2,980円3,780円2,480円
-家族割*orおうち割-1,080円
割引後月額料金900円1,900円2,700円2,480円
データ通信容量3GB/月15GB/月25GB/月20GB/月
超過時通信速度最大300kbps最大1Mbps
通話料20円/30秒
通話(5分無料/回)+500円
通話(10分無料/回)+700円
通話(かけ放題)+1,700円
+1,000円

* 「家族割引サービス」は、2回線目以降の適用となり「おうち割 光セット(A)」と併用はできません。

Y!mobileオンラインストア

まとめ

オンライン専用プランのahamo・povo・LINEMOは、データ無制限プランなど大容量プランは必要ないが、5GBや10GBでは足りないと感じる方、複雑なプラン内容ではなくシンプルなプラン内容で選びたい方、におすすめのプランとなっています。

こんな方におすすめ

ahamo

海外で利用する方、家族でドコモ使っている方、5分間通話のかけ放題も必要な方なら、最安のahamoがおすすめです。

povo

出張、オンライン会議、生配信など限定的に大量データ通信することが多い方なら、24時間無制限を200円でトッピングできるpovoがおすすめです。

LINEMO

LINE利用が多い方、LINE利用のなかで特にビデオ通話が多い方ならLINEMOがおすすめです。

LINEMO

最後に

2020年2月のMM総研が実施したスマホのデータ利用に関する調査結果によれば、約72%のユーザーが「5GB以下」の通信量を利用しています。

ただ、7割の方が5GB以下で十分かというと意外とそうでもなく、なかにはコストを抑えるために小容量プランを我慢して利用している方もいて、安く大容量が使えるなら、余裕をもって利用したいと考える方もいるでしょう。

そして、容量が多くなれば、外出先で動画など新しい楽しみ方も見出すことができ、20GBで割安というプランには大きな価値があるとも言えます。

一方で、自宅に固定回線があり、テレワークなどの新しい生活様式で、外出も少なくなった今、20GBは明らかに過剰という方もいるでしょう。

そこで、過剰と考える方は、ahamo、povo、LINEMOを検討すると同時に、UQモバイル・ワイモバイルやMVNOの格安SIMなども比較検討することをおすすめします。

特に、UQモバイル・ワイモバイルは、サブブランドとなりますが、キャリア同様に店舗サポートを受けることもでき、povo・LINEMOと比較しても、月額料金・データ容量も大差ないところです。

UQモバイル・ワイモバイルの新料金プランの詳細は、この記事を参考にしてください。

ワイモバイルとUQモバイルの新料金プランの徹底比較【2021年2月】
ワイモバイル新料金プラン「シンプル」UQモバイル新料金プラン「くりこしプラン」2021年2月に提供開始。新現行料金プランとSoftBank on LINE・povoとの徹底比較。その変更点・違い・メリット・デメリット・おすすめを徹底解説。

UQモバイルオンラインショップ

Y!mobileオンラインストア

また、MVNOの格安SIMもここに来て、低容量から中容量まで超割安プランを相次いで提供開始しています。

IIJmioは、20GBプランを月額1,880円を2021年4月1日から開始します。

IIJmioの新料金プランの詳細は、この記事を参考にしてください。

IIJmioの新料金プラン「ギガプラン」詳細とそのメリット・デメリット
格安SIMのIIJmio新料金プラン「ギガプラン」詳細(eSIM・データシェア・mio割・繰り越し)とそのメリット・デメリット、現行定額・従量制プラン、オンライン専用ahamo・povo・LINEMO、ワイモバイル・UQモバイルと比較解説します。

IIJmio公式サイト

ぜひ、あらためて、適切な容量を見直すことで、ahamo・povo・LINEMOよりも、低コストで利用できるプランがないかも合わせて検討いただければと思います。

現時点で、未定部分については、この記事を逐次更新して行きますので、引き続きよろしくお願いいたします。

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