ドコモ新料金プラン「ahamo」とソフトバンク・auの対抗策

モバイル通信

2020年12月3日に、NTTドコモは、ニューノーマル時代を切り開いていくデジタルネイティブ世代にフィットした月間データ容量20GBを月額2,980円(税抜)で利用できる新たな料金プラン「ahamo(アハモ)」2021年3月に提供開始すると発表しました。

大手キャリア各社は、菅首相による携帯電話料金の値下げ要請を踏まえて、低価格プランを相次いで打ち出しているところですが、2020年10月28日に、KDDIは、2021年2月にUQモバイルから、データ容量20GBで月額3,980円(税抜)の「スマホプランV」を、ソフトバンクも同時に、2020年12月下旬にワイモバイルから、データ容量20GBと10分以内の国内通話無料をセットにした月額4,480円(税抜)の「シンプル20」をそれぞれ提供すると発表しています。

このドコモのahamo2,980円プランの登場により、既にサブブランドで新料金プランを提供すると発表したKDDIとソフトバンクにとって、ほぼ同様の4,000円台プランでは、圧倒的に不利な状況で、まさにカウンターパンチを食らいました。

そこで、2020年12月22日に、ソフトバンクは、2020年12月下旬からサービス提供予定のワイモバイルの「シンプル20」を中止し、ワイモバイルからではなく、新たなオンライン専用ブランド「SoftBank on LINE」を立ち上げて、ahamoとほぼ同等の対抗プランを打ち上げました。

ソフトバンクは、2021年3月に子会社のLINEモバイルを吸収合併し、約8,400万のLINEユーザーを取り込む戦略で、SoftBank on LINEのサービスを提供開始します。

SoftBank on LINEでは、LINE利用時はカウントフリーとなり、20GBに含まれないことから、サービス内容でahamoを一歩リードした形となります。

ソフトバンクの新料金プランの詳細は、この記事を参考にしてください。

ソフトバンクの新料金プランの徹底分析と既存プラン・ドコモとの比較
ソフトバンクはNTTドコモのahamoアハモと値下げに対抗する新料金プランを発表。LINEモバイルを統合したSoftBank on LINE・ワイモバイルのシンプルS/M/L・メリハリ無制限の3ブランドで展開。そのメリット・デメリットを比較分析します。

さらに、2021年1月13日に、KDDIは、新たに5分無料通話を分離した月額2,480円20GBのオンライン専用ブランド「povo(ポヴォ)」を立ち上げて、ahamoとSoftBank on LINEとほぼ同等の対抗プランを発表し、UQモバイルの新料金プラン「くりこしプラン」とau本体の「使い放題MAX5G/4G」の値下げプランも合わせて発表しました。

KDDIの新料金プランの詳細は、この記事を参考にしてください。

KDDI新料金プランの詳細とドコモ・ソフトバンクとの徹底比較
KDDIはpovoポヴォ、UQモバイルくりこしプラン、auの使い放題MAX5G/4Gの新料金プラン発表。povoはドコモahamoアハモ・SoftBank on LINEの対抗プラン。月額2480円20GB・デザリング無料・トッピング別途

その後、2021年2月5日に、ドコモは「ahamo(アハモ)」を3月26日に提供開始、2021年2月25に、KDDIは「povo(ポヴォ)」を3月26日に提供開始すると発表し、2021年2月28日に、ソフトバンクは、オンライン専用ブランドの名称を「LINEMO(ラインモ)」として、月額料金を、KDDIのpovoと同じ、5分無料通話を分離した月額2,480円で、3月17日に提供開始すると発表しました。

また、LINMOでは、LINEアプリのデータ容量を消費せずに使い放題となる「LINEギガフリー」に加え、LINEトークで使用できる700万種類以上のLINEクリエイターズスタンプが使い放題になる「LINEスタンププレミアム(ベーシックコース)」(月額240円)を今夏に追加料金なしで利用できるとしています。

これで戦況も落ち着いたかに見えましたが、2021年3月1日に、ドコモは「ahamo(アハモ)」の月額料金を2,980円から2,700円に改定すると発表しました。

また、ahamoは、「dカード」もしくは「dカード GOLD」を利用することで毎月のデータ増量等の特典を受けられる「dカード特典」を追加するとしています。

戦々恐々の中、各社サービス提供開始日まで、さらなる大手キャリア同志の値下げ合戦を期待するところです。

キャリア名新料金プラン名提供開始日
NTTドコモahamo(アハモ)2021年3月26日(金)
aupovo(ポヴォ)2021年3月23日(火)
ソフトバンクLINEMO(ラインモ)2021年3月17日(水)

このブログでも今後の展開を逐次更新して紹介して行きます。

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ドコモの新料金プラン「ahamo(アハモ)」

ahamo(アハモ)とは

「ahamo」には以下の3つの意味を込めています。

  1. 「未知の物事を瞬時に理解すること」を意味する「アハモーメント」
  2. 「なるほど」という相づちの英語表現「Aha」
  3. 「楽しい時にアハハと笑う」感嘆詞としての「アハ」

この新たな料金プランahamoを通して、お客さまに「驚き」、「喜び」そして「楽しさ」を感じていただくことをめざしています。

引用:ドコモ報道発表資料(2020/12/3)

新料金プラン

「ahamo」は、データ利用量が20GB/月で、月額料金は2,700円(税抜)です。

5分以内無料の国内通話料が月額利用料に含まれていて、データ利用量超過時の通信速度は最大1Mbpとなります。

また、12月18日にドコモの既存プランを改定する新料金プラン「プレミア」が発表され、2021年3月より提供開始する新プランでは、5G用の「5Gギガホ プレミア」で1,000円、4G用の「ギガホ プレミア」で600円を既存プランより値下げします。

プラン名ahamo5Gギガホ
プレミア
5Gギガライト
月額利用料2,700円6,650円2,980円~5,980円
データ通信容量20GB/月無制限1GB~7GB/月
データ追加オプション500円/1G1,000円/1G
超過時通信速度最大1Mbps最大3Mbps最大128kbps
通話料20円/30秒
5分通話無料オプション無料+700円/月
かけ放題無料オプション+1,000円/月+1,700円/月
ネットワーク4G/5G

ドコモの新料金プランの詳細は、この記事を参考にしてください。

ドコモの新料金プランの徹底分析とソフトバンク・auの対抗策
NTTドコモはahamoアハモの発表に続き、既存プランを改定する新料金プラン5Gギガホ プレミア・ギガホ プレミアを発表。docomo・au・ソフトバンクの既存料金プランを比較確認し、新料金・既存プランとの違い・変更点と留意事項を解説。

契約方法

契約手続きは、オンラインのみで、契約後の変更手続きなども専用アプリで行います。

新規契約事務手数料、機種変更手数料、MNP転出手数料はすべて無料となります。
ドコモショップ・ドコモインフォメーションセンターなどでの取扱い・受付は行っていません。

ahamo向け販売端末

ドコモは、ahamoでの動作確認ができた端末について、WEBサイトで順次発表しています。

ahamo向けの販売端末は、現在ドコモで販売されているiPhone 12などの最新端末が購入できるか気になるところでしたが、結局は販売されず、当初下記端末の販売となります。(価格:税込)

機種名項目新規/MNP機種変更
iPhone 11
(64GB)
販売価格49,390円62,590円
分割支払金
(現金販売価格/支払総額)
1,371円1,738円
iPhone 11
(128GB)
販売価格54,890円68,090円
分割支払金
(現金販売価格/支払総額)
1,524円1,891円
iPhone 11
(256GB)
販売価格66,990円80,190円
分割支払金
(現金販売価格/支払総額)
1,860円2,227円
Galaxy S20 5G
SC-51A
販売価格62,700円70,400円
分割支払金
(現金販売価格/支払総額)
1,741円1,955円
Xperia 1 II SO-51A販売価格71,500円79,200円
分割支払金
(現金販売価格/支払総額)
1,986円2,200円

ソフトバンクでは、ワイモバイルで、iPhone 12とiPhone 12 miniを発売開始しているので、残念なところです。

iPhone 12の購入については、この記事を参考にしてください。

iPhone 12を一番お得に購入する方法・端末価格徹底比較
5G対応のiPhone12をApple Storeやドコモ・au・ソフトバンクのどこで購入すれば一番お得なのか、機種変更・乗り換えMNP別に、各キャリアの端末購入プログラムや端末割引キャンペーンを適用した価格を徹底比較して、自分に合ったiPhone12の購入方法を解説します。

その他留意事項

  • みんなドコモ割・ドコモ光セット割・dカードお支払割の適用はありません。
    ただし「みんなドコモ割」について、ahamo契約への割引適用はありませんが、家族にギガホ契約がある場合、ahamo契約は同じ家族グループとしてカウントされ、そのギガホ契約については、みんなドコモ割を適用することができます。
  • 通話料やファミリー割引としての料金割引について、ahamoを使うユーザーから家族にかけると、5分までは無料となり、同じ家族グループのギガホ契約からahamoの発信は、従来通り家族内通話として無料になります。
  • 2年定期契約や解約金の設定はありません。
  • キャリアメールの提供はありません。
  • 20GBの月間データ容量は、海外82の国々・地域で追加料金なく利用できます。
  • 1,000円の利用につき、dポイント10ポイントがたまります。
  • 個人のみ契約可能です。また、契約にはdアカウントが必須です。(法人契約は不可)
  • 支払方法は、口座振替またはクレジットカード払いとなります。
  • 契約できるのは20歳以上の方に限ります。
    (親権者が契約して、20歳未満の方を利用者登録することはできます。)
  • ドコモ利用ユーザーは、MNPの手続きなしに、プラン変更できます。
    ただし、システム対応に時間を要するため、システム対応が完了する2021年5月までの間は、他社からの乗り換えと同等の手続きとなりますが、手数料や解約金の負担はありません。
  • 「dカード」もしくは「dカード GOLD」を利用することで、毎月のデータ増量等の「dカード特典」を受けることができます。

    dカード
    特典
    <ahamo>dカードボーナス
    パケット特典
    dカード:プラス1GB
    dカード GOLD:プラス5GB
    <ahamo>dカード GOLD
    利用額10%還元特典
    (上限300ポイント)
    毎月のdカードGOLDの利用金額100円(税込)
    につき10%※のdポイントを進呈
    ※毎月の進呈上限は300ポイント
    (カード利用金額3,000円(税込))

ahamo・povo・LINEMOの比較

オンライン専用新料金プランの比較

LINEMO・povoは、データ容量20GBで、5分通話無料を分離して、月額2,480円としていますが、ahamoは、データ容量20GBで、5分通話無料が付けたままで、月額2,700円に値下げすると発表しました。

プラン名ドコモauソフトバンク
ahamopovoLINEMO
月額利用料2,700円2,480円2,480円
データ通信容量20GB/月20GB/月20GB/月*
超過時通信速度最大1Mbps最大1Mbps最大1Mbps
ネットワーク4G/5G4G/5G4G/5G
通話料20円/30秒20円/30秒20円/30秒
5分通話無料オプション
無料+500円/月+500円/月
かけ放題無料オプション+1,000円/月+1,500円/月+1,500円/月

* LINEアプリ利用時はカウントフリー

ahamo先行エントリー受付キャンペーン

キャンペーンサイトから先行エントリー(電話番号とメールアドレスのご登録)して、新料金プランahamoを申し込みすると、dポイント(期間・用途限定)3,000ポイントがプレゼントされます。

先行エントリー期間:2020年12月3日(木)~2021年3月25日(木)
契約対象期間:2021年3月26日(金)~2021年5月31日(月)

ahamo先行エントリーサイト

最後に

正直あのドコモが、ここまで大胆なシンプルで安いプランを出してくるとは驚きが隠せません。

ahamoの料金プランは、2020年4月にサービス開始した「楽天モバイル」と同等で、楽天モバイルは未だに通信エリアなどに多くの課題を残しているため、ahamo発表は、楽天モバイルにとって、競争力やシェアが低下するものと思います。

プラン名ドコモ楽天モバイル
ahamoRakuten UN-LIMIT V
月額利用料2,700円2,980円
データ通信容量20GB/月無制限
超過時通信速度最大1Mbps最大1Mbps(au回線利用)
ネットワーク4G/5G4G/5G
通話料20円/30秒20円/30秒*
5分通話無料オプション無料

* Rakuten Linkアプリからの通話は無料。

KDDIやソフトバンクは、一旦、サブブランドで、20GB・月額4000円前後の新料金プランを発表しましたが、ドコモは、それを大きく上回る割安で衝撃的な「ahamo」の新料金プランと既存プランの値下げに踏み切り、それに続いてソフトバンクがahamoの対抗プランとする「SoftBank on LINE」と同等の既存プランの値下げに追随しました。

そして、2021年1月13日に、KDDIは、新たなオンライン専用ブランド「povo」を立ち上げて、ahamoとSoftBank on LINEとほぼ同等の対抗プランを発表し、UQモバイルの新料金プラン「くりこしプラン」とau本体の「使い放題MAX5G/4G」の値下げプランも合わせて発表しました。

そして、2021年3月1日に、ドコモは「ahamo(アハモ)」の月額料金を2,980円から2,700円に改定すると発表しました。

ようやく、3社横並びから、ahamoが一歩リードした状況です。

まだまだ、サービス開始まで、細かい部分で差はあり、そのあたりを埋める新サービスの追加や各社さらなる値下げ合戦を期待したいところです。

※ 赤字は、各社料金プランの発表・変更に基づき修正した部分となります。

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