iPadを購入したら、同時に欲しいのが「Apple Pencil(第2世代)」
でも、Apple社は、ドル高の影響を理由に、2022年7月1日から各種製品を一斉値上げし、今や「税込19,880円」もします!
安心してください!
そんな2万円近くもするApple Pencilに手の届かないユーザーに朗報です!
何と!Apple Pencil 2だけの特権であったiPadサイドにマグネット吸着して充電(ワイヤレス充電)できるスタイラスペンが登場したのです。
その新製品が今回ご紹介する
「GOOJODOQ」(グージョドック)のスタイラスペン「GD13」
4,000円を切るお手頃価格にもかかわらず、純正Apple Pencilに迫る性能で、今注目のiPad専用のペンシルです。
この値上げラッシュの中、Apple Pencilの1/5のお値段で買えるなんて、
信じられない!
本当なんです!
従来のスタイラスペンは、micro USBケーブルを接続して
充電する必要がありましたが、ついにこの手間から開放されます!
この記事では、この「GOOJODOQスタイラスペン GD13」のデザイン・機能、書き心地などを「Apple Pencil 2」と徹底比較・レビューして、実際に使用した感想やメリット・デメリットなどを詳細にお伝えします。
GOOJODOQスタイラスペン「GD13」の概要
これから、GD13の概要を簡単に解説しますね。
GOOJODOQとは
「GOOJODOQ」は、スライラスペン・ケース・キーボード・マウスなどのiPad周辺機器を提供する中国メーカーです。
「GOOD JOB DO QUICKLY」をコンセプトに、ペーパーレスオフィスの実践者として、より便利なライフスタイルを目指し、仕事と生活を円滑にするためのより良い製品を提供しています。
充実したモバイルライフを送るためのお役立ち情報を発信する「ダパンブログ」と共通するコンセプトを持つ「GOOJODOQ」には親近感を覚えますね。
GD13のパッケージ内容
GOOJODOQスタイラスペン「GD13」には、本体と付属品4点が付いています。
外装
外装は、至ってシンプルで、梱包サイズは、19.2×6.3x2cmの60gです。
パッケージ内容
付属品は、写真のとおり、本体とケース・替え芯・取り扱い説明書(日本語あり)で、替え芯に予備が付いているのは、安心ですね。
対応機種
GD13は、USB接続での充電ができないので、マグネット充電のiPadのみに対応しています。
【対応機種】
- iPad Pro 12.9(第3世代・第4世代・第5世代)
- iPad Pro 11(第1世代・第2世代・第3世代)
- iPad Air(第4世代・第5世代)
- iPad mini(第6世代)
Apple Pencil 2と徹底比較・レビュー
それでは、Apple Pencil 2とのデザイン・機能、書き心地などを比較して行きましょう。
仕様・デザイン
本体サイズは、実寸で直径約9mm×長さ約167mmで、Apple Pencil 2とほぼ同じ形状・大きさで、ロゴがなければ、見分けがつかないほどですが、重さは約14gで、GD13の方が4gほど軽いです。
質感は、Apple Pencilが「艶消し」、GD13が「艶出し」加工が施されて、見た目は、Apple Pencil 2の方が高級感はあります。(値段相応なので、仕方ないところですが・・)
ペン先は、GD13の方が少し尖った感じです。
ペン先もApple Pencil同様に、回すだけで簡単に交換できます。
GD13のペン先は、Apple Pencil(1/2)・Logitech pencil・GD12(全モデル)に互換性があります。
Apple Pencil 2を併用しているユーザーには、互換性があり、予備の替え芯があるのは助かります!
Bluetooth接続(非接続利用)
Apple Pencil 2は、Bluetooth接続のみですが、GD13は、Bluetooth接続をしなくても使用でき、電源をオンにしてペアリングすれば、Bluetooth接続もできます。
Apple Pencil 2は、マグネット充電するだけで、自動ペアリングしてBluetooth接続することができますが、GD13は、他のBluetooth機器と同様に、初回のみ「設定>Bluetooth」からペアリングしてから接続する必要があります。
これは、最初だけで、次回からは電源をオンにするだけで自動接続できます。
マグネット充電
GD13は、Apple Pencil 2と同様に、iPadの側面に吸着するだけで、充電することができます。
従来から、マグネットで引っ付くスタイラスペンはありましたが、
GD13は、さらに充電もできるのです。
従来のスタイラスペンは、micro USBケーブルにつないで都度充電する必要があり、外出時にはiPad用のUSB-Cケーブルと両方を持ち運ぶ必要がありましたが、GD13は、今年初めて、この面倒な充電作業から開放してくれました。
このマグネット充電を待ってました!
たいへん便利で助かります!
また、バッテリのウィジェットを画面設定しておくことで、GD13の充電容量を確認することもできます。
電源オン・オフ
ペンシル上部に電源ボタンがあり、3秒長押しで電源をオン・オフできます。
電源オフを忘れても、6分後(実測)には自動オフされるので、電池切れの心配もなく、充電状態もも3色で一目わかるので、とても便利です。
バッテリ残量
- 緑色:100~80%
- 青色:80~20%
- 赤色:20%未満
また、公式では、充電時間は約2時間、連続使用時間は最大10時間となっています。
パームリジェクション・傾き感知
「パームリジェクション」は、スタイラスペンを使用する際に、手指の一部が画面に置いても、それに反応せず、ペン先のみを認識する機能です。
実際、GD13を使って、画面に手指を置いても反応せずに、スムーズに書くことができます。
「傾き感知」は、単純にシンプルな線を描くだけでなく、ペンシルを傾けて描くことにより、鉛筆やクレヨンのようなシェーディング(陰影)をつける機能です。
iPadで実際にメモアプリにペンシルを傾けて、横線を描いたものですが、全く違いはありません。
これら機能は、現在スタイラスペンの基本機能で、GD13にも両機能ともに搭載されています。
ペンシルジェスチャ
iPadOS 15から、iPadにApple Pencilを使ったジェスチャ機能が搭載されていますが、GD13でも、問題なく利用できます。
左・右下隅スワイプ
「設定>Apple Pencil>ペンシルジェスチャ」から、画面の「左・右下隅スワイプ」のジェスチャ機能を設定すると、スクリーンショットを撮ったり、クイックメモを起動することができます。
左・右下隅スワイプに、クイックメモ・スクリーンショットのいずれかを設定できます。
設定しておくと、左下隅からスワイプするだけで、スクリーンショットを撮ることができます。
ロック画面からメモにアクセス
「設定>メモ>ロック画面とコントロールセンター」で設定します。
この設定をしておけば、Apple Pencil同様に、GD13で、ロック画面からワンタップでクイックメモを起動することができます。
電源ボタンタップ(GD13独自機能)
GD13のみ独自機能で、iPadとBluetooth接続した状態で、電源ボタンをワンタップすると、ホーム画面に戻り、ダブルタップすると、Appスイッチャーを表示することができます。
電源ボタン
- ワンタップ
「ホーム画面」に戻る - ダブルタップ
「Appスイッチャー」を表示
これは地味に、とても便利な機能です!
Apple Pencilにはない機能です。
スクリブル
「スクリブル」は、iPadにApple Pencilで書いた文字が、そのままテキスト変換されて入力できるiPad OS 15からの機能です。
従来は、Apple Pencilのみの機能でしたが、現在では、格安のスタイラスペンにもその機能が搭載されています。
当然、GD13にも搭載されており、全く問題なく使用できることを確認しています。
僕もこの機能が使いたくて、Apple Pencil 2を購入したのに、
今や数千円の格安スタイラスペンにも搭載されるとは・・
筆圧感知・ダブルタップ
筆圧感知に対応したスタイラスペンも販売されているようですが、実際のところ、どこまで、Apple Pencilに迫るものかは不明です。
GD13にはこの機能は搭載されていませんが、今後この機能が追加されることを期待したいところです。
ダブルタップは、Apple Pencil 2の独自機能で、この機能が搭載されたサードパーティー製のスタイラスペンはありません。
いずれにせよ、一般使用レベルでは、特段必要のない機能と言えます。
書き心地
ガラスフィルムとペーパーライクフィルム(着脱式)の両方を張り替えて、Apple Pencilとその書き心地を比較した結果、いずれも、途切れ、遅延、ズレや誤操作などはなく、同等の書き心地で、問題ありませんでした。
使用したフィルム(iPad mini 6)は以下となります。
比較結果
比較結果をまとめると、以下の通りです。
青字が優れている機能で、こうみると、GD13は、Apple Pencil 2に引けを取らないくらいか、Apple Pencil 2にない便利機能も搭載されています。
機能 | GOOJODOQ GD13 | Apple Pencil 2 |
iPadマグネット充電 | 〇 | 〇 |
Bluetooth接続 | ||
Bluetooth接続なし利用 | ||
パームリジェクション | ||
傾き感知 | 〇 | |
筆圧感知 | ||
スクリブル | ||
ダブルタップ | ||
ジェスチャー | ||
電源ボタンタップ | ||
本体でのバッテリー残量確認 | ||
本体での電源オンオフ | ||
Amazon参考価格(定価) | 3,999円(4,999円) | 18,351円(19,880円) |
まとめ
結論としては、機能面では「筆圧感知」とツール切り替えができる「ダブルタップ」はできないものの、一般使用レベルでは特段問題なく、書き心地もApple Pencil 2との違いも、ほとんど感じられず、快適に利用することができます。
まとめとして、Apple Pencil 2と比較しての良い点・良くない点・気になる点を載せておきます。
GD13の良い点
- パームリジェクション・傾き感知・スクリブル・ペンシルジェスチャ機能は利用できる。
- Apple PencilにないGD13の独自機能がある。
Bluetooth接続なしで、複数のiPadで利用できる。
電源ボタンにより、電池切れを防止することができる。
電源ボタンタップで、ホーム画面に戻る、Appスイッチャーを表示することができる。
GD13の良くない・気になる点
- 筆圧感知・ダブルタップ機能は利用できない。(一般使用レベルでは全く問題ない。)
- GD13ペン先の替え芯は、マニュアルにApple Pencil 2と互換性があると記載されているが、実際は使えなかった。
- iPadがスリーブ状態の場合、クイックメモは起動できない。
- 電源ボタンは、電池切れ防止になる反面、自動オフ機能により、オフ後再度利用する際は、電源を長押しオンするか、iPadに一度吸着して、電源を入れる必要があり、使っていて、結構面倒である。
- マグネット充電中に、電源自動オフ後は、ウィジェットの充電残量は表示されなくなる。
再度マグネット吸着すれば、表示はできる。(充電は問題なくされている。)
Amazonカスタマレビューについて
Amazonの口コミ(☆3以下17%)を見ると、以下のような不具合が投稿されていますが、初期不良または個体差があるのか、レビューした範囲では、特にこれら不具合は、確認できませんでした。
- マグネット充電時にGD13が発熱する。
- iPadの充電の減りが早くなる。
- Bluetoothキーボードが使えなくなる。
- Bluetooth接続時にiPadのジェスチャ機能の挙動がおかしくなる。
- iPadスリープ状態では充電できない。
最後に
純正品のApple Pencilに勝るものはないのは事実です。
でも、1本2万円近くもするApple Pencil 2が本当に必要でしょうか。
バリバリのイラストレーターや執筆家ならまだしも、日頃ノートやメモ代わりに使う一般ユーザーには宝の持ち腐れといったところと感じます。
実際仕事に使ってみて、正直なところ、Apple Pencilでなくても、何の問題もないところです。
書き心地は、純正品とほぼ差異はなく、とてもスムーズに書く(描く)ことができます。
GD13は、iPadの側面でマグネット充電できるだけでも十分なのに、筆圧感知・ダブルタップ機能はないものの、一般使用レベルでは問題なく、スクラブル機能が使えて、さらに、GD13独自の電源ボタンタップ機能もあり、Apple Pencil 2に迫るとても優れたスタイラスペンだと思います。
もし、Apple Pencil 2を購入する際に、このGD13が販売されていたら、間違いなく、GD13の方を購入していたと断言できます。
それほど、良い製品です!
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