今年も、日本時間9月15日午前2時に「Apple Event」が開催されました。
今回発表されたものは、以下の製品となります。
- Apple TV+
- iPad(第9世代)
- iPad mini(第6世代)
- Apple Watch Series 7
- iPhone 13
- iPhone13 Pro
その中でも待ちに待った「iPhone13」と「新iPad mini」と「新iPad」が発売され、さらに、新iPad miniには、iPhone13と同じ最新の「A15 Bionic」チップが搭載されています。
ただ、新iPad miniのパフォーマンスは、iPhone 13のクロック数が3.23GHzに対して、2.93GHzに落とされているようです。(理由は不明)
今回「Apple Event」で発表された内容を基に、新iPad miniと新iPadの変更点と現行モデルとの比較、相違点を記事にまとめています。
ぜひ、購入する際の参考にしていただければ、幸いです。
新型iPad mini(第6世代)の変更点
新iPad mini(第6世代)は、どの部分が進化したのでしょうか。
そして、性能面、機能面でiPad Air(第4世代)とどこが違うのでしょうか。
前iPad miniと歴代モデル・現行のiPad Airと比較しながら、その変更点・相違点を見て行きましょう。
【iPad mini 歴代モデル】
世代 | 発売時期 | CPU | メモリ | 容量 | ? (in.) | 重さ (WiFi) | 認証 | ? (画素) | ? |
第6 | 2021/9/24 | A15 Bionic (2.93GHz 6コア) | 4GB | 64GB 256GB | 8.3 | 293g | Touch ID | 1200万 | ◎ |
第5 | 2019/3/18 | A12 Bionic (2.49GHz 6コア) | 3GB | 64GB 256GB | 7.9 | 300.5g | Touch ID | 800万 | 〇 |
第4 | 2015/9/9 | A8 (1.5GHz 2コア) | 2GB | 16GB~ 128GB | 7.9 | 298.8g | Touch ID | 800万 | × |
第3 | 2014/10/22 | A7 (1.3GHz 2コア) | 1GB | 16GB~ 128GB | 7.9 | 331g | Touch ID | 500万 | × |
第2 | 2013/11/12 | A7 (1.3GHz 2コア) | 1GB | 16GB~ 128GB | 7.9 | 331g | × | 500万 | × |
初代 | 2012/11/2 | A5 (1.0GHz 2コア) | 512MB | 16GB~ 64GB | 7.9 | 308g | × | 500万 | × |
?:◎Apple Pencil(第2世代)〇Apple Pencil(第1世代)
A15 Bionic
新iPad miniに最新の「A15 Bionic」チップが搭載されています。
「A15 Bionic」チップは、5nm(ナノメートル)プロセスを採用することで、極めて小さな基板上に150億個のトランジスタを集積し、主要な他製品より最大50%も高速化しています。
この強力なアーキテクチャにより、新機能や電力効率の向上を始め、チップのあらゆる面でのパフォーマンスの向上を実現しています。
A15 Bionicには、CPUへの大きなアップデートも含まれており、多くの命令を並列的に実行し、より最も高い性能が要求されるアプリケーションのニーズに対応するために、高速×2+省電力×4の6つのコアのCPUを搭載することで、前世代のiPad miniに比べ、CPUの処理能力が40%高速化し、可能な限り低電力で最大のパフォーマンスを持続可能にしています。
そして、最新のGPUアーキテクチャを搭載することで、描画性能を80%も高速化し、4Kビデオ編集やアート制作、臨場感溢れるゲームも問題なくこなすことができます。
仕様 | iPad mini(第6世代) | iPad mini(第5世代) | iPad Air(第4世代) |
CPU | A15 Bionic | A12 Bionic | A14 Bionic |
2.93GHz 6コア | 2.49GHz 6コア | 2.99GHz 6コア | |
Neural Engine | Neural Engine | Neural Engine |
これら超高速なCPUとGPUに加え、ユニークなiPad体験を可能にあるためのカスタムテクノロジーが搭載され、iPad miniの機械学習をよりパワフルにしています。
16コアのアーキテクチャにより、毎秒15.8兆回の演算処理を行うことが可能になり、これにより機械学習(ML)パフォーマンスを前世代の最大2倍まで引き上げています。
さらに、CPUは、第2世代のMLアクセラレータに最適化されています。
機械学習演算で頻繁に使われる行列乗算を加速させ、前世代のiPad miniに比べて最大10倍高速になります。
より高速となったNeural EngineにCPUのMLアクセラレータと高性能なGPUが組み合わさって、画期的な機械学習能力を提供し、Core MLを使って構築されたアプリケーションを全く新しいレベルのパフォーマンスに引き上げています。
CPUとGPUのパフォーマンスが大幅に向上し、iPad miniでの機械学習がよりパワフルになり、また、高品質のビデオや写真のための最新のISPやTouch IDのためのより高速なSecure Enclaveも搭載しています。
機械学習に特化した処理装置で「ニューラルネットワーク」と呼ばれる人間の脳の動きにヒントを得て設計されたいわゆる「人工知能(AI)コア」です。
そのチップ名に入る「Bionic」は、その「Neural Engine」を搭載したプロセッサを意味しています。
Neural Engineは、画像の認識を得意としており「Face ID」や「ポートレートモード」「スマートHDR」を実現することに力を発揮し、今後展開されていくAR(物体認識)性能のアップにもつながります。
5G対応
Wi-Fi + Cellularモデルは、4G LTEに加え、5Gに対応します。eSIM対応で、データ通信のみサポートします。
Sub-6だけでなく、ミリ波(米国のみ)に対応しており、最大通信速度は下り3.5Gbpsとなります。
5G対応エリアであれば、映画をストリーミング再生したり、仕事仲間と共同作業したり、コンテンツをアップロードしたりなど、そのすべてを外出先で最速のネットワークに接続して実行できます。
本体デザイン
本体デザインの大きな変更点は、ホームボタンが廃止され、筐体は、iPad ProやiPad Airと同様の角丸加工されたデザインに変更されたところです。
ホームに戻るなどの操作方法は、上下左右のスワイプなどジェスチャー操作になります。
サイズは、前世代のiPad miniとほぼ同じで、重さが重いのは、デザインの差です。バッテリ駆動時間も差はありません。
カラーは、3色から4色となり、色のバリエーションが増えています。
仕様 | iPad mini(第6世代) | iPad mini(第5世代) | iPad Air(第4世代) |
本体 | |||
カラー | スペースグレイ ピンク パープル スターライト | シルバー スペースグレイ ゴールド | シルバー スペースグレイ ローズゴールド グリーン スカイブルー |
容量GB | 64/256 | 64/256 | 64/256 |
高さmm | 195.4 | 203.2 | 247.6 |
幅mm | 134.8 | 134.8 | 178.5 |
厚さmm | 6.3 | 6.1 | 6.1 |
重さg (Wi-Fi) (Wi-Fi+Cellular) | 293 297 | 300.5 308.2 | 458 460 |
バッテリ (Wi-Fi) (Wi-Fi+Cellular) | 最大10時間 最大9時間 | 最大10時間 最大9時間 | 最大10時間 最大9時間 |
GPS (Wi-Fi) (Wi-Fi+Cellular) | ― 内蔵GPS/GNSS | ― 内蔵GPS/GNSS | ― 内蔵GPS/GNSS |
(Wi-Fiモデルには、GPSは内蔵されていませんので、ご注意ください。)
Liquid Retinaディスプレイ
ディスプレイは、iPad Airと同様にベゼルレス化(狭額縁化)され、角丸加工された「Liquid Retinaディスプレイ」が採用されています。
サイズは、7.9インチから8.3インチに僅かに拡張しています。
ベゼルレス化により、ホームボタンは廃止され、Touch IDがホームボタンからスリープボタンに変更されています。Face IDは採用されていません。
また、iPad Pro標準の「ProMotionテクノロジー」は対応されていません。
仕様 | iPad mini(第6世代) | iPad mini(第5世代) | iPad Air(第4世代) |
ディスプレイ | Liquid Retina | Retina | Liquid Retina |
8.3インチ | 7.9インチ | 10.9インチ | |
2266 x 1488 | 2048 x 1536 | 2360 x 1640 | |
フルラミネーション | フルラミネーション | フルラミネーション | |
反射防止コーティング | 反射防止コーティング | 反射防止コーティング | |
広色域ディスプレイ(P3) | 広色域ディスプレイ(P3) | 広色域ディスプレイ(P3) | |
True Tone | True Tone | True Tone |
Liquid Retina
Liquid Retinaは、iPad Air、iPhone 11・XRにも搭載されているディスプレイです。
新iPad mini(第4世代)も、ホームボタンを廃止することで、このベゼルレスのLiquid Retinaディスプレイが採用されています。
ディスプレイ名 | モデル名 | 種類 | コントラスト比 |
Super Retina XDR | iPhone 13/mini/Pro/Pro Max iPhone 12/mini/Pro/Pro Max iPhone 11 Pro/Pro Max | 有機EL | 2,000,000:1 |
Super Retina HD | iPhone XS/XS Max iPhone X | 有機EL | 1,000,000:1 |
Liquid Retina XDR | iPad Pro(第4世代) | ミニ液晶 | 1,000,000:1 |
Liquid Retina HD | iPhone 11 iPhone XR | 液晶 | 1,400:1 |
Liquid Retina | iPad mini(第6世代) iPad Pro(第4世代) iPad Air(第4世代) | 液晶 | 1,400:1 |
Retina HD | iPhone SE(第2) iPhone 8~ | 液晶 | 1,400:1 |
Retina | iPad(第9世代) iPad mini(第5世代) iPad Air(第3世代) iPhone SE(第1) | 液晶 | 800:1 |
フルラミネーション
フルラミネーションですが、これは液晶パネル・タッチパネル・カバーガラスを圧着して一体化させ、わずかな隙間もなくすことで光の余分な反射が抑えられるという技術です。
画面の見やすさはもちろん「画面に直接触れている」「紙に書いている」ような操作感も得られるので「Apple Pencil」を使用する方はフルラミネーションディスプレイに対応しているモデルを選ぶことをおすすめします。
ProMotionテクノロジー
ProMotionテクノロジーは、標準的なディスプレイのリフレッシュレートである60Hzを大幅に超えた120Hzを実現しています。
リフレッシュレートは「 1秒間に何回ディスプレイを書き換えることができるか 」つまり、60Hzであれば1秒間に60回書き換えられることができ、120Hzであれば120回です。
ProMotionテクノロジーは、iPad Proのみ搭載しており、Apple Pencilの書き心地の滑らかさを向上させる技術です。
今回、iPad Airと同様に、iPad miniにも採用されていません。
広色域ディスプレイ(P3)
広色域ディスプレイ(P3)は、対応しているとディスプレイがより色鮮やかに表示されます。イラストを描く方にとっては、広色域ディスプレイ(P3)に対応しているモデルの方がよいですね。
(現在、iPadのみ未対応)
True Tone
True Toneは、周囲の光や明るさにディスプレイの色合いを合わせる機能で、目の疲れを軽減してくれる機能です。
長時間ディスプレイを見るならば、True Toneが搭載されているモデルを選ぶといいです。
カメラ・センサー
新iPad miniのカメラは、Touch ID採用(顔認証未採用)に伴い、フロントカメラには、TrueDepthカメラシステムは採用されませんでしたが、広角12MP、スマートHDR、手振れ補正など基本性能部分は、iPad Proと同様の仕様となっています。
また、iPad Airでは、不採用であった「True Tone
仕様 | iPad mini(第6世代) | iPad mini(第5世代) | iPad Air(第4世代) |
アウトカメラ | 12MP広角 | 8MP広角 | 12MP広角 |
広角:ƒ/1.8 | 広角:ƒ/2.4 | 広角:ƒ/1.8 | |
スマートHDR | HDR | スマートHDR | |
True Tone | ― | ― | |
4Kビデオ | 1080p HDビデオ | 4Kビデオ | |
フロントカメラ | 12MP写真 | 7MP写真 | 7MP写真 |
超広角カメラ | FaceTime HD | FaceTime HD | |
センターフレーム | ― | ― | |
2倍ズームアウト | ― | ― | |
スマートHDR | HDR | スマートHDR | |
1080p HDビデオ | 1080p HDビデオ | 1080p HDビデオ | |
センサー | Touch ID(スリープ) | Touch ID(ホーム) | Touch ID(スリープ) |
3軸ジャイロ | 3軸ジャイロ | 3軸ジャイロ | |
加速度センサー | 加速度センサー | 加速度センサー | |
環境光センサー | 環境光センサー | 環境光センサー | |
気圧計 | 気圧計 | 気圧計 |
広角カメラシステム
左:iPad mini6 中:iPad Air4 右:iPad mini5
今回の新機能として、iPad Air同様に、最新のGPUアーキテクチャと12MP広角カメラを搭載したことにより、超高画質写真や4Kビデオを撮影できます。
さらに、HDRの改良版の「スマートHDR」で撮影ができるため、白飛びしにくく色鮮やかな写真を撮影することができます。
HDR(ハイダイナミックレンジ)では、明暗の差が大きい被写体を美しく撮影できます。複数の写真がさまざまな露出で高速で連続撮影され、明るい部分と影の細部がきれいに表現された写真に合成されます。
引用:Apple公式「iPhone ユーザガイド」
センターフレーム
iPad Proに採用されている「センターフレーム」機能の搭載により、常に自動的に画角を拡大・縮小して、被写体を中央に捉えてくれるので、ビデオ通話中に被写体が動いても、画角を調整してカメラに収めてくれます。FaceTimeやリモートのビデオ会議もやりやすくなります。
Apple Pencil
仕様 | iPad mini(第6世代) | iPad mini(第5世代) | iPad Air(第4世代) |
Apple Pencil | 第2世代 | 第1世代 | 第2世代 |
Apple Pencilの性能を左右するのは、「フルラミネーションディスプレイ」と「ProMotionテクノロジー」を搭載しているかで書き心地が違います。
フルラミネーションディスプレイを搭載しているiPad Pro・iPad Air・iPad miniは、iPadよりも書き心地はよいです。
iPad Pro以外は、ProMotionテクノロジーは採用されていませんので、ProMotionテクノロジーによるより滑らかなペンの追従性を体感することができないのは残念なところです。
左:iPad 右:iPad mini
それと、iPad ProとiPad AirにしかApple Pencil(第2世代)は対応していましたが、新iPad miniでも使用できるようになります。
第2世代は、iPad miniのサイド部分に装着できるようになり、自動ペアリングに対応、さらにワイヤレス充電にも対応しているので、第1世代での充電ポートへの接続は不要です。
コネクタ
仕様 | iPad mini(第6世代) | iPad mini(第5世代) | iPad Air(第4世代) |
コネクタ | USB-C | Lightning | USB-C |
― | ― | Smart Connector |
iPad Proに採用された「USB-C ポート」は多用途で、本体以外にiPhoneや他のデバイスも充電でき、そのカメラやディスプレイなどの多くのアクセサリにも接続できます。
今回の新iPad miniにLightningからUSB-Cに変更されています。
iPad(第9世代)の変更点
2010年に発売された初代 iPadから現在に至るまで、一番リーズナブルな価格で、性能面も一般に使用する分には全く問題なく、価格とスペックのバランスがとれた人気モデルです。
ちょうど1年ぶりの新型発売ですが、その新iPad(第9世代)は、どこが進化したのでしょうか。
前世代のiPadと比較しながら、その変更点・相違点を見て行きましょう。
【iPad 歴代モデル】
世代 | 発売時期 | CPU | メモリ | 容量 | ? in. | 重さ WiFi | 認証 | ? 画素 | ? |
第9 | 2021/9/24 | A13 Bionic (2.49GHz 6コア) | 3GB | 64GB 256GB | 10.2 | 487g | Touch ID | 800万 | 〇 |
第8 | 2020/9/18 | A12 Bionic (2.49GHz 6コア) | 3GB | 32GB 128GB | 10.2 | 490g | Touch ID | 800万 | 〇 |
第7 | 2019/9/30 | A10 Fusion (2.33GHz 4コア) | 3GB | 32GB 128GB | 10.2 | 483g | Touch ID | 800万 | 〇 |
第6 | 2018/3/28 | A10 Fusion (2.33GHz 4コア) | 2GB | 32GB 128GB | 9.7 | 469g | Touch ID | 800万 | 〇 |
第5 | 2017/3/25 | A9 (1.85GHz 2コア) | 2GB | 32GB 128GB | 9.7 | 469g | Touch ID | 800万 | × |
第4 | 2012/11/2 | A6X (1.4GHz 2コア) | 1GB | 16GB~ 128GB | 9.7 | 652g | × | 500万 | × |
第3 | 2012/3/16 | A5X (1.0GHz 2コア) | 1GB | 16GB~ 64GB | 9.7 | 652g | × | 500万 | × |
第2 | 2011/4/28 | A5 (1.0GHz 2コア) | 512MB | 16GB~ 64GB | 9.7 | 601g | × | 70万 | × |
初代 | 2010/5/7 | Apple A4 (1.0GHz 2コア) | 256MB | 16GB~ 64GB | 9.7 | 680g | × | × | × |
A13 Bionic
前iPad(第8世代) からワンランク上の「A13 Bionic」チップを搭載し、「Neural Engine」 により、毎秒最大5兆回の演算処理が可能です。
前iPadと比較して、処理能力(CPU)とグラフィックス(GPU)も20%高速化しています。
Apple Eventでは、新iPad(第9世代)の性能を「Chromebookの最も売れているモデルと比べ最大で3倍速く、Androidの最も売れているタブレットに比べ最大で6倍の速さ」と表現しています。
仕様 | iPad(第9世代) | iPad(第8世代) | iPad Air(第4世代) |
CPU | A13 Bionic | A12 Bionic | A14 Bionic |
2.65GHz 6コア | 2.49GHz 6コア | 2.99GHz 6コア | |
Neural Engine | Neural Engine | Neural Engine |
ディスプレイ
ディスプレイは、新たに「True Tone」に対応した10.2型となり、周囲の光や明るさにディスプレイの色合いを合わせることができ、目の疲れを軽減してくれます。
長時間ディスプレイを見るならば、True Toneが搭載されたことは大きな進化です。
仕様 | iPad(第9世代) | iPad(第8世代) | iPad Air(第4世代) |
ディスプレイ | Retina | Retina | Liquid Retina |
10.2インチ | 10.2インチ | 10.9インチ | |
2160 x 1620 | 2160 x 1620 | 2360 x 1640 | |
― | ― | フルラミネーション | |
― | ― | 反射防止コーティング | |
sRGB | ― | 広色域ディスプレイ(P3) | |
True Tone | ― | True Tone |
カメラ
フロントカメラは、122度12MP広角となり、画質は飛躍的に向上し、A13 BionicのNeural Engineにより、人を常にフレーム内に収める「センターフレーム」が利用可能になっています。
また、2倍のズームアウトもできます。
センターフレームは、iPad Proのみの採用でしたが、今回、新iPad miniと新Padに搭載されたことにより、テレワークが普及する中、FaceTimeやリモートのビデオ会議もやりやすくなります。
仕様 | iPad(第9世代) | iPad(第8世代) | iPad Air(第4世代) |
アウトカメラ | 8MP広角 | 8MP広角 | 12MP広角 |
広角:ƒ/2.4 | 広角:ƒ/2.4 | 広角:ƒ/1.8 | |
HDR | HDR | スマートHDR | |
1080p HDビデオ | 1080p HDビデオ | 4Kビデオ | |
フロントカメラ | 7MP写真 | 7MP写真 | 7MP写真 |
超広角カメラ | FaceTime HD | FaceTime HD | |
2倍ズームアウト | ― | ― | |
センターフレーム | ― | ― | |
HDR | HDR | スマートHDR | |
1080p HDビデオ | 1080p HDビデオ | 1080p HDビデオ | |
センサー | Touch ID(ホーム) | Touch ID(ホーム) | Touch ID(スリープ) |
3軸ジャイロ | 3軸ジャイロ | 3軸ジャイロ | |
加速度センサー | 加速度センサー | 加速度センサー | |
環境光センサー | 環境光センサー | 環境光センサー | |
気圧計 | 気圧計 | 気圧計 |
その他
今回の変更点は、大きなところでは、A13 BionicチップとNeural EngineのCPU部分とセンターフレーム採用のフロントカメラの強化ですが、それ以外にも、ストレージの最低容量は、前iPadの32GB(128GB)から64GB(256GB)に倍増され、周辺機器も、第1世代のApple PencilやSmart Keyboardを利用できます。
前iPadに続き、最も重要な心臓部がパワーアップした新iPadなら、テレワークでのリモート会議、臨場感溢れるゲームなどのアプリ利用や電子書籍の購読、動画視聴など娯楽目的に使うユーザーにはおすすめの一台となっています。
新製品の販売価格
「iPad mini(第6世代)」「iPad (第9世代)」「Apple Watch 7」は、Apple Store・Amazon・家電量販店、各キャリアなどで購入できます。
iPad mini(第6世代)・iPad(第9世代)は、2021年9月24日(金)より発売開始です。
モデル (税別) | iPad mini 第6世代 | iPad 第9世代 | ||
容量 | 8.3インチ | 容量 | 10.2インチ | |
Wi-Fi | 64GB 256GB | 59,800円 77,800円 | 64GB 256GB | 39,800円 57,800円 |
Wi-Fi + Cellular | 64GB 256GB | 77,800円 95,800円 | 64GB 256GB | 56,800円 74,800円 |
iPad mini (第6世代)
iPad(第9世代)
新製品の購入方法
Apple Store公式サイトで購入
最新モデル発売直後は品薄になるので、Apple Storeの事前予約で購入するのが、一番早く安心して入手できる方法です。
公式サイトから購入手続き後、速ければ翌日には届きます。(送料無料)
また、何より安心なのが、製品到着後14日以内であれば、開封済みであっても無料で返品ができます。Apple Store直営ならではのサービスですね。
Apple Store 金利0%の分割払い
Apple storeでも分割払いができ、最大24ヵ月、分割金利0%で購入できます。
AmazonのApple公式ショップで購入
通常Apple製品は、1%のポイント還元がありますが、Amazonの「サイバーマンデー」や「プライム・デー」などビッグセールの際には、過去にiPad(第8世代)が13%OFFになったこともありますので、それに合わせて購入できればお得です。
Amazonの主なセール・スケジュールです。
- タイムセール祭り(ほぼ毎月開催)
- プライムデー(毎年7月開催)
- サイバーマンデー(毎年12月開催)
「タイムセール祭り」と「サイバーマンデー」は、一般の利用者でも参加できますが、「プライムデー」は、Amazon プライム会員の登録が参加条件となります。
ただ、Amazon プライムには、30日間の無料体験期間があり、その無料体験中の利用者にもプライムデーの参加資格が与えられます。
キャリアの「端末購入プログラム」利用
キャリアのセルラーモデルを2年単位で買い替えるなら、各キャリアの「端末購入プログラム」を利用することで、端末の返却や買替条件は付きますが、通信契約なしでも、分割払い(金利0%)で、半額近くの価格で購入することができます。
買い替える新端末は、対象のスマートフォン・ケータイ・タブレット・ルーターのいずれかから選択可能です。
できるだけ安く、2年単位で新製品に買い替えられる方は、この記事にある端末購入プログラムを利用することをおすすめします。
まとめ
特にiPad(第9世代)はほぼ価格据え置きで、高性能、周辺機器も豊富なので、超おすすめです。
また、iPad mini(第6世代)も、iPad Airよりも性能面・機能面では、互角かそれ以上なので、コンパクトサイズを希望の方にはおすすめです。
また、2021年9月21日(火)に「iOS15」と「iPadOS15」が正式リリースされます。
パワーアップした新型iPad miniと新型iPadに「iPadOS15」で、より充実したiPadライフが楽しみましょう!
最後に主なニュース・変更点をまとめておきます。
新型iPad mini(第6世代)
- 2021年9月24日(金)発売
- 最新のA15 Bionic搭載
- カラーは全3色から4色へ
- リアカメラは12MP広角カメラでTrue Tone
フラッシュ機能採用 - フロントカメラは超広角カメラ12MPでセンターフレーム採用
- ホームボタン廃止(ベゼルレス)
- Touch IDがホームボタンからスリープボタンに変更
- ディスプレイはLiquid Retinaディスプレイ採用
- USB-C ポート採用
- 横向きでの2スピーカー
オーディオ
新型iPad (第9世代)
- 2021年9月24日(金)発売
- 価格はほぼ据え置き
- カラーは全3色から2色のみ
- ワンランク上のA13 Bionic採用
- データ容量が倍増(64GB/256GB)
- True Tone
ディスプレイ採用 - フロントカメラは超広角カメラ12MPでセンターフレーム採用
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