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ワイモバイルとUQモバイルの新料金プランの徹底比較【2021年9月】

モバイル通信

CMなどでお馴染みの圧倒的な人気と知名度を誇る「UQモバイル」と「ワイモバイル」。

料金プランでは、従来、家族割・ネット割が適用できる場合は、ワイモバイルが有利で、ひとりでネット割がない場合は、UQモバイルが有利でしたが、ここに来て、UQモバイルが自宅セット割を発表し、両社の料金面での差はなくなりました。

また、データくりこしができるUQモバイルでしたが、ワイモバイルも全く同じ内容でデータくりこしができるようになりました。

テレビのCMでも、おわかりのように、両社ともに、熾烈な競争を繰り広げています。

この記事では、UQモバイルとワイモバイルの違いがなくなりつつありますが、両社の料金プラン、サービス内容をあらためて徹底比較して行きます。

ワイモバイルの新料金プラン「シンプル」

2020年12月22日に、新たに発表されたプランは、2021年2月から提供される「シンプルS/M/L」の3プラン、5Gにも対応し、しかも同一料金で利用できます。

新料金プランの概要は、旧プランとの比較で下記の通りとなります。

  • 家族割引サービス(2回線目以降)またはおうち割光セット
    従来の500円から1,080円に増額
  • 「シンプルM/L」のデータ容量を月5GB増量
    シンプルM:15GB/月
    シンプルL:25GB/月

Y!mobile シンプルS/M/L

新料金プラン(2021年2月18日~)
プラン名シンプルSシンプルMシンプルLLINEMO
月額料金1,980円2,980円3,780円2,480円
-家族割*orおうち割-1,080円
割引後月額料金(最大)900円1,900円2,700円2,480円
データ通信容量3GB/月15GB/月25GB/月20GB/月
超過時通信速度最大300kbps最大1Mbps
通話料20円/30秒
通話(5分無料/回)+500円
通話(10分無料/回)+700円
通話(かけ放題)+1,700円
+1,000円

* 「家族割引サービス」は、2回線目以降の適用となり「おうち割 光セット(A)」と併用不可

旧料金プラン(~2021年1月27日)
プラン名スマホベーシック
プランS
スマホベーシック
プランM
スマホベーシック
プランR
LINEMO
月額料金2,680円3,680円4,680円2,480円
-新規割(6月間)-700円
-家族割orおうち割-500円
月額料金(割引後)*2,180円3,180円4,180円2,480円
データ通信容量3GB/月10GB/月14GB/月20GB/月
+増量(1年無料)+1GB/月+3GB/月
超過時通信速度最大300kbps最大1Mbps
通話料20円/30秒
通話(5分無料/回)+500円
通話(10分無料/回)無料
通話(かけ放題)+1,000円

*  月額料金(割引後)は、新規割(6月間)を反映していない金額

新料金プラン「シンプル」の概要と旧プランとの比較

新料金プラン「シンプル」と旧「スマホベーシックプラン」との違いは「10分無料通話オプション(+700円)」が月額料金とは別になり「家族割(2回線目以降)」と「おうち割」を従来の500円から1,080円の割引に増額され、さらに「シンプルM/L」のデータ容量が月5GBが増量し、「シンプルM」が15GB/月、「シンプルL」が25GB/月となっています。

これは、UQモバイルの「くりこしプランM/L」を完全に意識したものになります。

それを含めて「スマホベーシックプラン」と比較すると、月額料金(10分無料通話オプション(+700円)付加)は、シンプルS/Mが580円、シンプルLが780円の値下げとなり、さらに、シンプルMは、データ容量が5GB/月増量、シンプルLは、データ容量が11GB/月増量となります。

「10分無料通話オプション」が月額料金とは別になった分、通話の少ない・必要ないユーザーにとっては、付加しないことで、その分月額料金がさらに安くなります。

新料金プラン「シンプル」と「LINEMO」との比較

LINMOは、3GB月額900円(税抜)のミニプランを提供開始しています。
シンプルSとデータ量・料金面で競合しますが、家族割・ネット割の割引適用を受けれない方は、お得になります。

シンプルL(25GB/月)とオンライン専用のLINEMO(20GB/月)を比較すると、シンプルLの方が、家族割等を適用した場合、僅かに220円高くなり、適用しない場合は、1,500円高くなります。
データ容量は、シンプルLは5GB/月多くなっています。

シンプルM(15GB/月)と比較すると、シンプルMの方が、家族割等を適用した場合、580円安くなり、適用しない場合は、500円高くなります。
データ容量は、シンプルMは5GB/月少なくなっています。

LINEMOの提供開始に伴い、結果的に「シンプルM/L」は、微妙な料金となっています。

ソフトバンクによると、この料金改定は、データ容量の差と店舗・ショップでのサポートも受けれるコスト差によるものと説明していますが、家族割やおうち割光セットを適用できるユーザーにとっては、ワイモバイルの「シンプル」の方がお得と言えます。

その他、通話オプションが10分無料か5分無料の違いがあります。

新料金プラン「シンプル」の割引サービス他

各種割引サービス

ワイモバイルは、家族ユーザーが多いため、引き続き家族割・おうち割光セットは継続されますが、カタログを見なくても選べる、わかりやすさを追求した料金プランをコンセプトに、従来の新規割(6月間700円割引)はなくなります。

ただし、データ増量オプションのキャンペーン(1年間無料)は、継続されます。

その他に、ワイモバイルを契約すると「Yahoo!プレミアムfor Y!mobile」が無料で利用できます。
「Yahoo!プレミアム会員」として、ヤフオクや雑誌漫画読み放題といったYahooのサービスが無料で使えるのはもちろん、YahooショッピングやLOHACOでポイントが+5倍ついてかなりお得になります。

現行のワイモバイルの割引サービスと追加オプションの内容とその対応状況は以下の通りです。

  • 「家族割引サービス」
    家族で契約する場合に2回線目以降(最大9回線)の月額料金が毎月500円割引
  • 「おうち割 光セット」
    SoftBank AirやSoftBank光とセットで利用すると毎月500円割引
  • 「おうち割 でんきセット」
    対象のでんきサービスとセットで利用するとスマホが最大10回線まで毎月100円割引(25ヵ月目以降は毎月50円割引)
  • 「データ増量オプション」
    毎月500円でデータ利用量を増量可
    ・スマホベーシックプランS・シンプルS:1GB/月
    ・スマホベーシックプランM/R・シンプルM/L:3GB/月
  • 「データ増量無料キャンペーン2」
    契約月翌月から1年間データ増量オプション(500円/月)無料
  • 「Yahoo!プレミアムfor Y!mobile」
    Yahoo!プレミアム(462円/月)が無料
  • 「新規割」(廃止)
    新規契約の翌月から6か月間の月額料金が毎月700円割引

「データくりこし」が可能に

シンプルMの場合

2021年8月利用分より、余った月間データ容量を翌月にくりこしすることができます。

対象は「シンプルS/M/L」で、前月のくりこしデータ>当月の規定容量>追加データ購入分の順にデータを消費します。
くりこしのデータの利用期限は、翌月末までとなります。
基本UQモバイルと同じサービスとなり、その差はなくなりました。

子回線専用プラン

その他に、ワイモバイルは、スマホのデータ容量をタブレットなどと分け合える「子回線専用プラン」があります。親回線のデータ量を複数の端末で分け合って利用できるプランです。

「子回線専用プラン」の詳細はこの記事を参考にしてください。

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LINEMO

UQモバイルの新料金プラン「くりこしプラン+5G」

新たに発表されたプランは、2021年2月から提供される「くりこしプランS/M/L」の3プラン、5Gにも対応し、しかも同一料金で利用できます。

UQモバイル くりこしプランS/M/L+5G

新料金プラン(2021年9月2日~)
プラン名くりこし
プランS+5G
くりこし
プランM+5G
くりこし
プランL+5G
povo
月額料金1,480円2,480円3,480円2,480円
-自宅セット割-580円-580円-780円適用なし
データ通信容量3GB/月15GB/月25GB/月20GB/月
+増量(1年無料)+1GB/月+3GB/月適用なし
超過時通信速度最大300kbps最大1Mbps
通話料20円/30秒
通話(60分無料/月)+500円
通話(5分無料/回)+500円
通話(10分無料/回)+700円
通話(かけ放題)+1,700円
+1,500円

* データ増量オプション新規加入で、適用開始翌月から13ヵ月間、その月額料が無料。

旧料金プラン(~2021年1月31日)
プラン名スマホ
プランS
スマホ
プランM
スマホ
プランL
povo
月額料金1,980円2,980円3,980円2,480円
-家族割orギガMAX月割-500円/月適用なし
月額利用料(適用後)1,480円2,480円3,480円2,480円
データ通信容量3GB/月10GB/月20GB/月20GB/月
+増量(1年無料)+1GB/月+3GB/月未定適用なし
超過時通信速度最大300kbps最大1Mbps
通話料20円/30秒
通話(60分無料/月)+500円
通話(5分無料/回)+500円
通話(10分無料/回)+700円
通話(かけ放題)+1,700円
+1,500円

UQモバイルは、電話を利用が少ない方向けの「月60分無料」の通話オプションも選択できます。

新料金プラン「くりこしプラン」の概要と既存プランとの比較

新料金プラン「くりこしプラン」は「ひとりでも、ずーーーっとおトク!余ったデータもくりこせる」をコンセプトとして、現行の「スマホプラン」より月額料金を500円安くすることで、従来の家族割やギガMAX月割を廃止し、1人でも同じ料金プランで申し込むことができるようにしています。

旧スマホプランの従来の家族割やギガMAX月割適用後の料金との比較では、同一価格となります。

従来通り「10分無料通話(+700円)」は、追加オプションで、余ったデータ量は、翌月まで繰り越すことができます

新料金プラン「くりこしプラン」と「povo」との比較

povo 2.0では、データトッピング3GBで、月額900円(税抜)プランを提供開始しています。
くりこしプランSとデータ量・料金面で競合しますが、家族割・ネット割の割引適用を受けれない方は、お得になります。

その他「povo」と「くりこしプラン」の違いは、「くりこしプランM」では、月額料金2,480円で同一、データ容量は15GBで、povoの方が5GB多くなっています。

「くりこしプランL」では、月額料金3,480円で、povoより1,000円高く、データ容量は25GBで、5GB多くなっています。

特に「くりこしプランM」は、povoと同一料金でにもかかわらず、5GB少ないですが「くりこしプランM・L」ともに余ったデータ量は翌月まで繰り越すことができるところがメリットでpovoとの差別化を図っているところです。

その他、povoとUQモバイルの差は、通話オプションが5分無料か10分無料の違いや、auと同様に、UQモバイルは、店舗・ショップのサポートを受けることができ、そのサービス差がコストにも出ています。

新料金プラン「くりこしプラン」の割引サービス他

現行のUQモバイルの割引サービスと追加オプションは、「くりこしプラン」「povo」の新料金プランでは、すべて廃止となりましたが、2021年9月2日から「自宅セット割」が復活しています。

  • 「自宅セット割」(新規)2021年9月2日~
    「でんきコース」「インターネットコース」の2コースがあり、対象のインターネットサービスまたは電気サービスのいずれかに契約しているユーザーが「くりこしプラン+5G」に申し込みをした場合、ユーザー本人とその家族ユーザーの月額料金が割引
  • 「UQ家族割」(廃止)
    家族で契約する場合に2回線目以降(最大9回線)の月額料金が毎月500円割引
  • 「ギガMAX月割」(廃止)
    WiMAX 2+サービスかビッグローブ光(2年/3年プラン)とセットで利用すると毎月500円割引
  • 「データ増量キャンペーン」(廃止)
    契約月翌月から13ヶ月間データ通信容量増量・そのデータチャージ料金無料
    ・スマホプランS:1GB/月(1,000円/月)
    ・スマホプランR:2GB/月(2,000円/月)
    ・スマホプランV:3GB/月(3,000円/月)

その他、UQモバイルは「節約モード」が利用でき、高速通信を必要としないときに「節約モード」に切り替えられることで、データ容量を消費せずに節約することができます。

節約モード時の通信速度は「くりこしプランS」で最大300Kbps「くりこしプランM/L」で最大1Mbpsとなります。

UQモバイルオンラインショップ

UQモバイルの新料金プランとメリット・デメリットの詳細は、この記事を参考にしてください。

UQモバイルの新料金プラン詳細とそのメリット・デメリット
UQモバイル新料金プラン「くりこしプラン」は料金値下げで1人でもお得。さらにでんきセット割で月900円~。余ったデータを繰越可。5GのiPhone12・iPhone12mini取扱開始。そのメリット・デメリットと乗り換えMNPのタイミング、povoと料金比較をご紹介。

ワイモバイルとUQモバイルの新料金プラン比較

従来の家族割やネット回線のセット割を継続したワイモバイルが、料金面で有利でしたが、UQモバイルも、家族割は復活していませんが、自宅セット割として、指定のでんき、ネット回線契約により、毎月の料金より割引サービスを開始しています。

 

これにより、割引適用を受ければ、両社とも料金プランでは全く差はありません。

ひとりで、ネットはスマホだけで、割引適用を受けない方は、基本月額料金が割安のUQモバイルがおすすめになります。

その他、ワイモバイルは、従来のスマホベーシックプランでは、月額料金に10分無料通話を含めていましたが、シンプルでは、UQモバイル同様に追加オプション(+700円)となっています。

UQモバイルは、電話を利用が少ない方向けの「月60分無料」(+700円)の通話オプションも選択できるのはメリットですね。

あと、UQモバイルでは、余ったデータ量を翌月くりこしできるサービスがありますが、これも、ワイモバイルでも、2021年8月よりくりこし可能になっています。

新料金プラン(UQモバイル:2021年9月1日~ / ワイモバイル:2021年2月18日~)
ブランド名ワイモバイルUQモバイルワイモバイルUQモバイルワイモバイルUQモバイル
プラン名シンプルSくりこし
プランS
シンプルMくりこし
プランM
シンプルLくりこし
プランL
月額料金1,980円1,480円2,980円2,480円3,780円3,480円
-セット割引-1,080円-580円-1,080円-580円-1,080円-780円
月額料金(割引後)900円900円1,900円1,900円2,700円2,700円
データ通信容量3GB/月3GB/月15GB/月15GB/月25GB/月25GB/月
超過時通信速度最大300kbps
最大1Mbps
通話料20円/30秒
通話(60分無料/月) +500円 +500円 +500円
通話(10分無料/回)+700円
通話(かけ放題)+1,700円

その他サービスの比較

UQモバイルは、「節約モード」により、データ容量を消費せずに節約することで、毎月のデータ容量を効果的に利用することができますが、ワイモバイルは、データ容量のくりこしができるようになりましたが、節約モードの機能はありません。

ワイモバイルは、Yahoo!プレミアム(462円/月)が無料になることや、スマホのデータ容量をタブレットなどと分け合える「子回線専用プラン」がある、キャリアメール・留守番電話が無料で利用できるなど、周辺サービス面でのメリットがあります。

5G通信については、ワイモバイル・UQモバイルともに対応済みです。

UQモバイルオンラインショップ

Y!mobileオンラインストア

最後に

熾烈な競争の結果、割引適用を受ければ、両社とも料金プランでは全く差はなくなり、正直どちらでを選択して問題ないところです。

あとは、加入状況、取り扱いスマホ(価格)、細かなサービス部分を比較して検討しましょう。

UQモバイル

  • ひとりで、ネットはスマホだけでという方は、月額料金が割安
  • データ容量を消費せずに節約する「節約モード」利用可
  • 電話を利用が少ない方向け「月60分無料」の通話オプション選択可

UQモバイルオンラインショップ

ワイモバイル

  • オンラインなら事務手数料無料
  • Yahoo!プレミアム(462円/月)が無料
  • スマホのデータ容量をタブレットなどと分け合える「子回線専用プラン」がある
  • キャリアメール・留守番電話が無料

Y!mobileオンラインストア

LINEMO

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